架空のブログ

ぜんぶフィクションです

架空アイドルの架空リモート作品『カウンセリングルーム』を絶対に見て欲しい話

みなさんはARFAT*1を知っていますか。

 一言でいうと超有能個性派ベテランジュニア天才イケメンスーパーメディアクリエイター*2集団なんですけど、彼ら、このコロナ禍でまたやってくれました。

 

完全リモート自作演劇配信*3

 

……いや天才か。天才ジーニアス*4

脚本演出出演衣装すべて自作。無料のドTV*5による配信。いやそんなことできるのARFATしかいなくない????

 

というわけでリモート作品『カウンセリングルーム』を徹底的にダイレクトマーケティングします。みんな!ぜったいみてくれよ!*6

 

まずは作品の概要を紹介します。

 

『カウンセリングルーム』

★登場人物は全員白装束を着用。(でも自宅にみんなそんなのないから各々適当な白い服を着ている)

★全編ビデオ通話画面にて展開。


・登場人物
深田(斉藤深海)…心理カウンセラー。
ヒカル(野津光斗)…メンヘラホスト。
きらり(井上晃良)…高校生の男の娘。
新井(荒木彩日人)…潰れかけのバーのマスター。
あさひ(村木朝希)…騙された男。

 
・あらすじ
心理カウンセラーの深田は、緊急事態宣言を受けてビジネスチャンスを感じ、リモートカウンセリングをはじめた。
相談に来るのは、仕事を失いかけているのに浪費が止まらないメンヘラホストのヒカル。自宅に引きこもることで女装癖が加速してしまい、もう元に戻れないかもしれないと嘆く高校生男子きらり。開業してすぐに緊急事態宣言が出て、もう閉店するしかないくらい追い込まれているバーのマスター新井。そしてひたすら詐欺にひっかかりまくっているあさひ。
クセのある男ばかりだったが、深田は男たちにある共通点を見つける。そしてなんやかんやで5人での共同リモートカウンセリングをすることになる…。

 

・脚本&曲中歌作曲

荒木彩日人(リモート会議によって5人で相談しつつ作ってます。その様子まで後日ドTVにあげてくれた*7のはもうなんていうか、至れり尽くせり)

 

・演出

斉藤深海(天the才)

 

・振付

村木朝希(自担さいこう。振付ももちろんドに上がってるからみて*8

 

・曲中歌作詞

 野津光斗&井上晃良(最高シンメの作詞とかなんなん泣泣号泣)

 

……ここまでで、すでにオタクならだいぶ見たいんじゃないでしょうか。

見れます。いますぐドTVを開いて。無料で。見れる。やばい。ほら見たくなったっしょ?

……まだ食指が動かないという人のためにあと3つ、プレゼンさせてください。

 

1.トンチキの遺伝子

 

 さすがみんなちいさい時からトンチキの英才教育を受けているだけある。まじめにやってるのはよくわかるけど、そこはかとなくあふれ出るトンチキ。

トンチキは狙ってできるものではないじゃないですか。人工トンチキや養殖トンチキはやっぱり変なニオイがする。「お前らこういうの好きだろ?」みたいな。うるせー押し付けんな馬鹿にすんな、ってかんじの。

トンチキの本質は天啓のような発想と全力の思い込みとそれをやってのける実力だと思うんです。

「カウンセリングルーム」の発端は、youtubeの企画「ARFATがゾンビに出会ったら3秒で…」だったそうです。*9

ゾンビでなんかしようぜ→ゾンビといえば病院じゃね?→白衣?→医者?→カウンセラー!!

なんですかこのトンチキ。そりゃ、創業者の発想にかなうものではもちろんありませんが、天然トンチキのニオイを感じないでしょうか。

これ以外にも随所にトンチキ出てきます。トンチキマニアの皆さん、トンチキ度をぜひチェックしてみてください。

 

 

2.自宅ショータイム

いろんな関係で曲が使えないので、彼らはなんと自分たちで作りました天才クリエイター集団!!!

宅録で頑張ってあーやが頑張って音をつくり、らいてぃん&あきらが辞書引きながら(号泣)歌詞を書き上げ、きっきが自宅でできるような振付をつけて、ふかみんが演出つけて。

そうして完成したのが『キミカウンセラー』!

作品の最後にフルで披露します。愛に泣ける…。

彼らはみんな防音の部屋か1Fか一戸建てに住んでいるんだなぁとおもいました

 

3.考えさせられる

劇中に、男の娘が出てきます。単純に女装が似合うからというキャスティングではありますが、そこに旧時代的な弄りは(すっごい危ういけど)ギリギリ出てきません。

これは生き物博士のきっきの仕業に違いないのですが、ヒラムシという海の生き物の話が出てきます。本筋じゃなくて、コント的に使われるくだりなんですけど。

このヒラムシがまた、ペニスで戦って負けたほうがペニスを突き刺されて雌の役割となって卵を産むというものすごい進化を遂げた生物なのです*10

おかげでピーーー音鳴りっぱなしのくだりがあります笑。まじ小5レベル。

どうしても、この事務所ってホモソーシャル的だな、と思うところがあって、彼らも例に違わず結構危ういです。でも、アップデートしようともがいているんだな、と素直に思いました。

これは、おすすめ点というよりはいろいろな人の意見を聞いてみたいところなので、そういう意味であえて項目にあげました。

 

4.「きみのためにできることをあれからずっと探してた」

…言わずとしれた名曲の歌詞ですが*11

これ、実際に劇中のセリフなんですよ。(ネタバレごめんなさい!*12

これを聞いた瞬間に、だーっと涙を零してしまいました。

正直言って、ここまで推しブログ書いておいてなんですが、クオリティはあれですよ。演技の能力は高いけど、そもそも台本作るのも演劇の演出も手探り。ましてやリモートで、できることはかなり限られています。稽古だってまともにできない。学歴なんてまったくない、芸能の世界で小中学生から生きてきた5人による、見様見真似の作品です。内輪盛り上がり、学芸会、という人もたくさんいるでしょう。

そう、「学歴なんてまったくない」「芸能しかしらない」5人が必死に、コロナ禍でヤーセル*13や未来のヤーセルのためにできることがなにかないか必死で考えて作ってくれた。

……ヤーセル、世界一の幸せものです(大号泣)

 

というわけで、絶対みてくれ!!!約束だぞ!!!!!!

 

あと個人的な見どころとしては、きっきの愛ヤモリである、ニシアフリカトカゲモドキ*14のまんじゅうちゃんが出演します。めっかわ。

*1:架空の5人組ジュニアグループ。詳しくは

kakuunotanori.hatenablog.com

*2:実在の職業的なものとは関係ありません

*3:もちろん架空です

*4:かつて実在したグループとは関係ありません

*5:架空のジュニア無料動画配信サイト

*6:架空です

*7:架空なのであがっていません

*8:架空なので上がっていません

*9:実在しません

*10:これは実在します。ウミウシみたいな雌雄同体の生き物。戦って負けたほうが妊娠する超合理的なシステム。まさにラブバトル

*11:実在の歌詞を使ってしまったことの実力不足を深く恥じます。

*12:架空だっつの

*13:ARFATのファンネーム

*14:実在するヤモリ。地味な色でビロードのような肌、目が黒くておっきくて、ずんぐりむっくり手足短く、しっぽがぷくぷくに太いかわいいかわいいヤモリ。そんなに人気はない気がする